IBUSHIGIN 山六瓦工業株式会社

「新しい形」ができる理由

瓦のプレス成形技術で立体的な成形を実現

板状の粘土をプレス成型することにより立体的な形をつくります。
職人の勘と経験を活かした「ためし入れ」、金ベラによる仕上げ作業、瓦のプレス成型の技術で、立体的な新しい形を実現します。

粘土受け入れ
瓦用に配合した粘土を粘土製造会社がダンプでホッパー(粘土供給機)に入れれます。ホッパーは2つあるため、種類の違う粘土を受け入れることができます。 ベルトコンベアーで真空押出成形機まで運びます。 真空押出成形機の中で粘土を送りながら粘土の中の空気を抜いて口金(出口の部分の部品)の部分から板状の粘土を押し出します。
製品の形によって口金を取り替え、粘土を金型に合う形にします。 切断機で板状の粘土を製品1枚分の大きさにカットします(荒地)。製品によって、カッターで切るものとピアノ線を使って切るものがあります。 自動成形プレス機で荒地を型に入れ、油圧でプレスして製品の形にします。
この時の、荒地と金型のバランスは、製品の完成度を左右するため、とても重要です。製品によって、1回ので済むものと、成形が難しいためプレスが2回必要なものに分かれます。 ためし入れ
プレスした製品は乾燥している間に反ったり、ねじれたりするため、予め製品にねじれをいれておき、乾燥後に理想的な形になるようにあらかじめ製品にねじれを入れておきます。
この作業を「ためし入れ」と言います。 乾燥
乾燥台車に移し、扇風機などを使って、乾燥させます。
製品によって異なりますが、1台の台車に約120~200枚掛ける事ができます。 乾燥
乾燥室の中で温度を70~80℃まで上げ、製品の中心までしっかり乾かします。プレスが終わった時には19~21%だった水分が2~3%まで減ります。 選別
製品に傷やひび割れがないか、ねじれていないかなど、一枚ずつ人の手、人の目で丁寧に確認します。 パレット積込み
パレットに積込みます。
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